お子様の ” くせ ” が歯並びを悪くしてしまうかもしれません。
永久歯に生え変わる準備をしましょう!

- 「永久歯がキレイに生えてくるか心配・・・」
- 「歯に隙間があるけど大丈夫なの・・・」
- 「爪を噛む癖があるけど歯並びに影響するのだろうか・・・」
このようにお子様の成長に伴い、歯の心配が増えるのは仕方がないことだと思います。4歳から6歳のこの時期は、乳歯も全て生えそろっています。乳歯は生えそろっているのに隙間があることが気になっていたりしませんか?実はその隙間は大人の歯が生えてくるためにかかせないものなのです。乳歯の隙間は発育空隙というもので、乳歯から永久歯が生え変わる際に、永久歯の生えるスペースを確保するための重要な役割を果たしています。そのため、隙間があるからといって心配しなくて大丈夫です。

この時期は乳歯から大人の歯に生え変わる時期でもあります。そのため、お口の中には乳歯と永久歯が混在しています。乳歯は永久歯に比べて小さく、白色をしています。また、エナメル質という歯の表面を覆っている部分は永久歯に比べ薄く、全体的に軟らかいと言われています。永久歯は乳歯に比べて黄色い色をしています。乳歯に比べて永久歯の方が強いと言えますが、生えたての歯は幼若永久歯といい、まだ大人の歯としては完成されていません。
ここで、幼若永久歯の特徴についていくつか挙げたいと思います。
幼若永久歯の特徴
歯の強度が弱い
生えたての幼若永久歯は皆様が思っている以上に弱い歯です。フッ素などの栄養を外から取り入れることで徐々に固く強い大人の歯になっていきます。

歯の溝が深い
幼若永久歯の溝はとても深く、歯ブラシで溝に入った汚れを完全に取り切るのは難しい場合があります。予防処置として幼若永久歯の溝にシーラントというシールのようなものを貼り、虫歯から幼若永久歯の溝を守ることをおすすめしております。
歯根が未完成
生えてからおおよそ3年程で歯根が完成します。乳歯が抜け、大人の歯が生えてきたからといって、しっかりとした強い歯が生えてくるのわけではありません。 幼若永久歯が生えたころはまだまだ弱い歯なので、虫歯菌から歯を守るためにしっかり口腔ケアと歯科医院での定期健診をおすすめします。

歯並びを悪くする3つのくせ
1. 指しゃぶり

3~4歳頃までは生理的なものなので問題はないと考えられていますが、4歳を過ぎてから指しゃぶりがやめられない場合は、精神的緊張や欲求不満などが原因となっていることも考えられます。指しゃぶりをすることによって前歯が出てしまったり、上下の前歯を閉じても隙間が生じる開咬になってしまう可能性があります。
2. 爪を噛む癖
爪を噛む癖は3歳ごろから始まり、学童期に増加する癖です。原因として、精神的緊張の高まりが主として挙げられます。爪を噛むことによって、上の真ん中の前歯に隙間が出来てしまう正中離開や、歯並びに影響が出てしまうと言われています。


3. 弄(ろう)舌癖(ぜつへき)
上の歯と下の歯の間に舌を入れ込む癖のことです。この癖によって、上下の歯が全体的に前に出てしまったり、開咬になる可能性があります。弄舌癖は保護者の方が一番見つけにくい癖とも言われています。
お子様の日々のくせを見直そう!

何気なく行ってしまっている癖により大人の歯並びに影響が出てきてしまうので、見つけた際にはやめさせるように一言声をかけてあげるのもいいかもしれませんね。大人の歯と子どもの歯が混在している時期です。自分で歯磨きをした後には、しっかりお母さんに仕上げ磨きをしてもらい、虫歯にならないよう気を付けていきましょう。
松戸ありす歯科では、小さい頃からの定期検診とフッ素塗布をおすすめしております。是非一度ご来院下さい。
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